輝きの守護者たち

宝石から祝福を受けた乙女トゥエーニアは
光堪えぬ王国の守護者として生まれました。
「光は無垢であるべきだ。
疑わず、憎まず、争うことも知らず生かすべきだ。
我々は人だ。光ではない。
我々は照らされることはなく、またそれを望まない。」
彼女の掲げる杖には1つの星が宿り、
そのもとに目的を同じくする騎士が集いました。
彼らは乙女の意思のもと、王国を守ることに生涯を尽くしました。
乙女の望んだ通り、光は無垢であり続けました。
光が光のままであることこそ、騎士たちの幸福でした。

しかし光は無垢でした。無垢であるがゆえに、
騎士たちの目的がわかりませんでした。
(2018/05/25)

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